第一回 道士和江匪(1-5)
> 「おい、人に取り凭いて悪さをするのは止せ」 船头は、一歩退いて橹を构える。 「俺を天平星と呼んだな。お前ら、なぜそれを?」 钢先は、得意げに笑顔を见せ、 「お前たち一〇八星を、封印してやるぜ。竜虎山上清g0ngの道士、贺雷先さまがな!」 と、素速く兄の白い道士服をつかんで、前へ押し出した。 「おい钢先、やっぱりか!」 急に出番を振られ、雷先は慌てる。 「兄贵、正面は頼む。俺の腕じゃ无理に决まってる」 拝むような顔の弟に、雷先はむくれて颔いた。 「まあ、お前の考えそうなことだけどな」 そう言って、気合いを発しながら、得物を振り回す。 彼の背に等しい丈の、正八角に面取りされた、黒檀のまっすぐなbAng。 それを枪のように、船头の眼前へと、鋭く突き出した。